PR戦略

上手な展開

PR戦略の進め方のまとめとして、ニーズを特定する、調査をする、アイディアを出し合う、採用されたアイディアをもとに調査・準備をする、メディアへ働きかける、臨機応変に対応する、と、大まかに言うとこのようになります。PRしたい商品(サービス)について、どのようなニーズがあるか、どのような売り出しをしていくか、必要なメディア・効果的なメディアは何か、基本の要素を全体と絡み合せて進めていくことが望まれます。

 

PR戦略のニーズ調査に関しては、消費行動が「画一化」していると言うことに異を唱える人が多いかもしれませんが、むしろ、日本人の消費は「多様化」の時代であって、趣味嗜好は個々人によって随分と異なる現象が起きてきたため、マーケティングの世界もこれまでのようなマス対象ではなく個人個人の消費動向を見極めなければならない、というのが一般的な意見でしょう。しかしそれは物事を1面でしか見ていない考え方のようです。

 

現在の日本では商品やサービスのライフサイクルが年々短くなっており、次から次へと新しい商品や流行が出ては消えるという現象を繰り返しているようです。ある一定のスパンでは多様性のある消費行動をしているかのように思えるのですが、しっかりとリサーチしてみると、ある時点では画一化した消費行動しかしていないのです。つまり、みんなが同じ商品・サービスに群がり、そして、あっという間にみんなに飽きられてしまうと言うことを短期間に何度も繰り返している現実があります。

 

世の中のこういった画一的であり短期的な動きに反応・先頭となって主導していくのがマスメディアです。マスメディアの「取材動向」が一気に日本社会全体に波及し、強烈な消費経済を生み出すのが日本のダイナミズムとなっているのは、ある面では明らかな事実でもあります。このように、自らPR戦略を伴い積極的にマスメディアにリーチ、記事・番組化の交渉をすることを行っていく企業がよりその波に乗りやすいことは明らかです。

 

PR戦略のアイディアの出し方にもこういった短期的な働きに対応していかなければなりません。商品・サービスのライフサイクル短縮化によって、企業に許されたプロモーション可能期間は年々短くなっていく一方なのですから、そのチャンスを逃すと次はないということが、当たり前の事実となっているのです。PR担当者は、その辺の所を踏まえて、よりスピーディーでフレキシブルなPRのアイディアをより多く潜在させておくためにも、世の中の動きを見逃さない努力が必要になります。